紫斑病とは、
一般病理学によると
扁桃炎や食べ物によるアレルギー反応や他様々な原因で血管に炎症が起こり、血管から血液がもれて皮下出血し、紫色の斑紋が出るとされている病気です。
発症部位は様々ですが、主に四肢(特に下肢)に紫色の斑紋がでます。
病名はいくつかあり、アレルギー性紫斑病(別名「アナフィラクトイド紫斑病」「血管性紫斑病」「シェーンライン・ヘノッホ紫斑病」)と呼ばれるものは、小児に多く発症し、紫斑と共に腹痛、足の痛み、関節痛などの症状がでます。一般に安静や投薬などの処置を施します。
その他、特発性血小板減少性紫斑病などがあります。
紫斑病というのは、単一の病名を示すのではなく、出血傾向のために、皮膚や皮膚組織内に鮮紅色(浅い部分)の出血斑があらわれる病気を総称したものとされています。
アレルギー性紫斑病やアナフィラクトイド紫斑病などいろいろな名前で呼ばれています。
皮膚の小さな血管に炎症(血管炎)を起こし、下腿を中心に点状の出血(紫斑)が見られるとともに、腎臓や消化管の小さな血管にも同様の変化が生じて蛋白尿や腹痛なども伴ってくる病気です。
気道などを通じて身体の中に入ってきた細菌に対して、身体が過剰な免疫反応を起こし、抗原と抗体が合わさったもの(免疫複合体)が多量に作られる結果、それが身体の各所の小さな血管に沈着して炎症を引き起こすと考えられています。
病院で、かぜのウイルスからきた「アレルギー性紫斑病」です、と診断されたりします。過剰な免疫反応を引き起こす誘因は、細菌だけではなく、薬剤などの化学物質などさまざまです。
一般的には大変難病とされており、病院での対処法としては、安静にして経過を見たり、ステロイドを投与するなどです。
しかし、薬は症状を抑える対処療法的なものであり、根本原因を治療できているわけではないと思われます。そのため再発を繰り返すことがあるようです。
さらにステロイドはとても身体にはきつい薬であり、あとあとの副作用が心配されます。
小児に多いのですが、成人例も少なくありません。
両側の下腿を中心に米粒~小豆大の赤紫の皮疹(ひしん)が多発します。
それぞれの皮疹は少し盛り上がることもあり、押しても色が消えないので出血(紫斑)であると分かります。
腕にみられることもあり、全身的には、時に関節痛や腹痛がみられ、尿や便に血が混じることもあります。
主な症状として、
・1~5mmの紫斑が出る(すねや太もも、手の甲、お尻などに出る)
・血便、血尿
・腹痛・嘔吐(場合により激しい痛み。胃より腸の場・合が多く、食事ができない)
・手足のむくみ
・股関節などの関節痛
紫斑病は、本人が辛いのはもちろんのこと、その周囲の人、とくに母親にとって子どもが苦しむ姿は見るに耐えません。
結果の見えない闘病生活に不安がつきまといます。
・紫斑病は特効薬はなく、いつ治るのかという見通しがたたない。
・ステロイドの副作用が心配。一時的に腹痛を抑えるが、また腹痛は起こる。根本療法になっていない。
・紫斑が出ていないかどうかが気になり、神経質なほどチェックしてしまう。
・紫斑を見ると落ち込み、紫斑病に対する不安がつのり、子どもを見ているとイライラするようになってしまい、そんな自分が嫌になる。
無痛ゆらし療法では
無痛ゆらし療法では、紫斑病の根本原因を「内臓の不調」と「頸椎(首)の問題」と捉え、 根本原因を解消する事で早期の回復を目指します。
(次回へ続く)
紫斑病の概要② 2012-06-19 11:34:32
一般的には大変難病とされており、病院での対処法としては、安静にして経過を見たり、ステロイドを投与するなどです。
しかし、薬は症状を抑える対処療法的なものであり、根本原因を治療できているわけではないと思われます。そのため再発を繰り返すことがあるようです。
さらにステロイドはとても身体にはきつい薬であり、あとあとの副作用が心配されます。
ある患者さんは、病院でステロイドを使っていくしか現時点ではないと告げられ使用していたが、副作用も重なって、病状はどんどん悪化していったとのことでした。
無痛ゆらし療法の考え方を述べます。
紫斑病の原因として
①「内臓の働きの低下」
②「頚椎(首)の問題」
が、あると考えています。
これらにやさしくゆっくりとアプローチをすることにより、
副作用も無く回復に向かうケースが多く見られます。
いくつかの種類にわけられる紫斑病。アレルギー性紫斑病とよばれる症状について。
首周りの筋緊張によって神経圧迫や自律神経の乱れが起こると、内臓機能の低下につながり、自然治癒力も低下します。老廃物・疲労物質の処理が悪くなり、様々な悪影響を身体に及ぼします。
さらに自律神経の過緊張は身体の警戒信号を強くしすぎてしまい、敏感な過剰反応を起こします。それらがアレルギー症状として出てくるのです。
アレルギーは通常サイクル(内臓・血液⇒尿・便・呼吸・汗など)で排泄処理できない老廃物や異分子を何らかの形で出したい状態のときに起こります。
原因は自律神経の乱れ、内臓機能の低下、飲食の不摂生などです。
身体は大切な細胞が汚れで犯されないように血液を浄化しようとします。それが排泄です。
免疫システムによって白血球が食べたりもしてくれます。
自律神経の乱れや内蔵機能が低下するとそれらの働きが弱くなります。
上記の理由で老廃物がたまっていくとすると、なんらかの手段で身体を守る必要がでてきます。
そこにきっかけ(菌や花粉やほこりなどの外因物質の侵入・からだの緊張)があれば炎症で燃やそうとしたり、吹き出物として皮膚から出したり、咳・痰・くしゃみとして出したり、出血したりします。内臓機能低下で疲労が回復しないと筋緊張を起こし痛みを発することもあります。
身体の疲労・自律神経の乱れ・飲食の不摂生などにより、内臓の働きが低下すると、身体にはどんどんとそういったことが起こりやすくなります。
紫斑病での紫色の斑紋、腹痛、足の痛み、関節痛などの症状はその結果起こっていると思われます。
逆に、自律神経を安定させ、疲労を取り、内蔵機能を活性化できれば、身体の回復力は上がります。老廃物も浄化されます。筋緊張が解け痛みも起こらなくなります。
体の疲労によって内臓の働きが低下してしまっているので、体を整えてあげると本来の回復力が戻ってくるのです。
紫斑病の概要③ 2012-06-20 09:44:51
無痛ゆらし療法では、
頚椎(首)周りの筋緊張を取り去ることで神経圧迫や自律神経の安定をさせます。
加えて腰背部の緊張をとり、内臓機能を活性化します。
自律神経は内臓と大きく関わりますので自律神経の安定は内臓の安定につながります。
結果として症状はおさまり、痛みも解消されていきます。
自然治癒力のサイクルが回りだします。
薬を使わず副作用もなく、根本原因を改善させるので再発も防いでいきます。
回復力を引き出すには内臓がうまく働く必要があります。
普段の生活としては、
①内臓の負担を減らすべく 、人口物(添加物、精製砂糖・・など)を多く含むジュース類やお菓
子類は控えたほうが良いでしょう。
②動物性の食品(肉・ソーセージ・・など)も取りすぎには注意しましょう。
これらが体に入ると、 内臓で処理をしなければならなくなり、体の回復が後回しになってしまいます。
③ジャンプなど衝撃がかかる動きも症状安定までは控えてください。
④あとは、できるだけ環境を楽しく朗らかな雰囲気をつくって、ストレスをためないようにしてください。
症状の軽重や薬をどれだけ使っていたかによって回復過程は人それぞれです。
わずか数回の施術で良くなる場合もあれば、半年以上かかる場合もあります。
小さいお子さんにも負担無く安心して受けていただけます。
紫斑病の概要④ 2012-06-29 09:35:00
紫斑病への不安は、様々あると思います。
ステロイドを抜くことができ、腹痛もおこらなくなった。しかし、少し動くと小さな紫斑が出てきたりする。
そこで考えてしまうこと「動きすぎるとまたひどくなるのではないか?・・」
そして、周りも過剰に動きの制限をしてしまったりする。
小さいお子さんなら大変なストレスになりますよね。
確かに、入院したり、じっとしていたりすることが多かったので、急に激しい運動をするのはまずいです。
しかし、制限しっぱなしでは、内臓の働きが上がっていきません。
紫斑病の回復には、内臓の働きが不可欠です。
寝たきりの方が、免疫が落ちてカゼをひいてしまいやすいように、あまりにも動きの制限期間が長いと回復も遅れます。
我々の療法では、施術によって、首と内臓の問題を解消していきます。
紫斑などの症状が収まって、ステロイド服用も切ることができれば、少しずつ動きの量を増やしていくほうが内臓の働きが回りだすので回復していきやすいと思っています。
大きな症状(激しい腹痛やカラダの痛みなど)がなければ、動いたりすることで起こる小さな反応(ぽつぽつと出る紫斑)はあまり気にせず、回復を見守っていくほうがいいと考えます。
少しずつ施術間隔も空けていって、どんどん自分のカラダでの回復力をつけていく。
最後に回復させるのは人間の持つ回復力です。
紫斑病の概要⑤ 2012-07-13 09:59:57
もしもです。
ある日突然、「紫斑が出てきたら、急激な腹痛に襲われたら」
どこへいけばよいか?
過去に紫斑病の症状があったのならば、紫斑病だとすぐわかりますが、はじめは皆さんこの状態がなになのかわからないと思います。
病院でもはじめから紫斑病ですという診断がくだらないケースもあるようです。
その場合、時間が経過してから検査の結果「紫斑病」といわれるようです。
まずは、みなさん病院に行くことになると思います。
実際、紫斑病の知識がなければ、患者さんの周りの方も何が起こったかわからないですから。
病院での検査・診断・治療を経てから、症状改善が芳しくない場合にはじめて、インターネットなどで調べて無痛ゆらし療法を知ったりするわけです。
もし、過去に紫斑病の経験があれば、(病院の治療に懐疑的な思いがあるなどすれば)回復を求めて無痛ゆらし療法の扉を叩くこともあるでしょう。
我々は西洋医学的診断を下せる立場でもありません。我々の見方で体を整えるだけです。
自律神経と筋緊張を軸に、結果的に内臓の働きが向上し、紫斑病が回復していく可能性が出てくる、少なからず回復事例が存在するということです。