自律神経と無痛整体① 2012-06-30 07:36:45  

 

無痛整体は、「脳・自律神経」に働きかけて、筋緊張を解いていく療法です。


カラダは、かすかな刺激を与えるだけでも(そっと触れるだけでも)反応します。

反応とは、「どんな刺激でさえも一瞬は防衛本能が働き緊張する」というもの。

その一瞬の後に、


        強い刺激(カラダにとって 警戒すべきと判断した刺激)=緊張する

        優しい刺激(警戒不要と判断した刺激)=警戒を解いて緩める


ということが起こります。


カラダを本当に緊張から解放したければ、やさしくゆっくり触ったり動かしたりしないといけないということです。


強引に力でグッと筋肉を押し込むと、外力で一時的には筋肉はゆるむのですが、強い刺激ですのでカラダが防衛本能を働かせて、反発するようにより一層の筋肉の硬さを作ってしまいます。



例えれば、

肩こりの人がマッサージを受けて、マシになるが、また揉んで欲しくなる。そのうちに以前より凝りやすくなる。強い刺激でないとゆるまない感覚になるがまた凝る。

といった具合ですね。



また、自律神経に働きかけるということは、カラダの緊張を解くことに連なって、気持ちの緊張も緩める効果が生じます。


自律神経には、緊張を司る交感神経と、リラックスさせる副交感神経があります。

無痛ゆらし療法は副交感神経に働きかけることで、心身をリラックスさせて緊張を解くことができます。


ストレスをためた方は、首肩周りに筋緊張が生じます。内臓にも影響を及ぼします。

これらのケースに無痛ゆらし療法が効果があるのは、上記のことが関連しているからです。



ストレスによって、

→首肩前胸部の緊張→胸郭の圧迫→心肺への負担→カラダが危機を感じて気持ちがすぐれない悪循環



→上記による首~骨盤への影響(猫背・骨盤の後傾)→内臓の働くスペース制限→内臓の働き低下



→交感神経の緊張→イライラ・内臓の働き低下



反対に、

カラダをゆっくりゆらすと、

→リラックス→副交感神経優位→ストレス軽減

              


→筋緊張とける→心肺や内臓への負担軽減→ストレス軽減・内臓働き回復



こういった相乗効果が考えられます。

 
 
 

 

 

 

 

自律神経と無痛整体② 2012-07-01 07:11:54 

 

紫斑病の方に対して、「頚椎の問題」「内臓の働き」を改善していくというのは、わたしたちの考えでは重要です。


それら二つに大きく関わるのが自律神経への働きかけです。


筋緊張が首や内臓に影響を及ぼしています。


筋緊張を解けば問題は解消していきます。


ストレスや飲食などの影響も大きいです。


こういった事柄を踏まえて、やさしくゆっくり触っていくと、自律神経を通じて脳に情報が届き、

カラダは警戒を解き筋緊張が抜けていき、骨格の構造が正しい位置へ修正され内臓の働きが躍動しだします。心身が楽になっていきます。


施術中に眠たくなるというのは、リラックスできているからですね。副交感神経優位に切り替わっているので効果が期待できます。


これらは、家での生活面でも実は重要です。


施術でリラックスできても、家でイライラしたり悪いイメージばかり持ってしまうと、心身は緊張していきます。


眠る間にカラダは回復します。眠る前はできるだけいいイメージをもって眠りに入りましょう。


具体的には、テレビとか会話の中で怖い内容やニュース映画を見るのは避けましょう。


できるだけ潜在意識に悪いイメージを残さないように。


くわしくはまた書きます。