◆紫斑病が回復する理由

1.はじめに

 

アレルギー性紫斑病は、特に小児、小さなお子さんに発症しやすいようです。

 

無痛ゆらし療法では、紫斑病の根本原因を

 

「内臓の働きの不調」

 

「頸椎(首)・自律神経の乱れの問題」

 

と捉え、根本原因を解消する事で早期の回復を目指します。

 

 

 

まずはじめに強調しておきますが、

 

「無痛整体は、紫斑病を治す保証をするものではありません。」

 

しかし、多くの方が無痛整体を通じて回復されている実績があります。

 

どういうことかといいますと、

 

無痛ゆらし療法は、

 

自律神経を介し心身をリラックスに向けやすくし、筋緊張を緩める

 

ことができます。

 

それに伴って、痛みがとれたり、骨格が正しい位置に自然に戻っていったりします。

 

自律神経の安定や、内臓が正常に働きやすい環境ができてくるので、体の回復力も上がっていきやすくなります

 

結果的に「紫斑病の回復につながるケースが存在してくる」ということです。

 

100%無痛整体が治しますというスタンスではなく、できうる範囲内の体の回復力をサポートしていくことに徹します。日常のアドバイスも行います。

 

あなたが回復しやすいようにお手伝いするわけです。

 

 

 

 

2.紫斑病の原因

 

西洋医学的にみて紫斑病は大きく二つに分類されるようです。

 

「アレルギー性紫斑病」「血小板減少性紫斑病」です。

 

「アレルギー性紫斑病」とは、別名「アナフィラクトイド紫斑病」もしくは「ヘノッホ・シェーンライン紫斑病」ともよばれ、正式には「血管性紫斑病」と呼ぶそうです。

 

 

「血小板減少性紫斑病」は、これとは少し病理が異なるものと捉えられています。

 

 

 

一般的に紫斑病は難病とされており、病院での対処法としては、安静にして経過を見たり、ステロイドを投与するなどです。

 

しかし、薬は症状を抑える対処療法的なものであり、根本原因を治療できているわけではないと思われます。そのため再発を繰り返すことがあるようです。

 

さらにステロイドはとても身体にはきつい薬であり、あとあとの副作用が心配されます。

 

ある患者さんは、病院でステロイドを使っていくしか現時点ではないと告げられ使用していたが、副作用も重なって、病状はどんどん悪化していったとのことでした。

 

 

無痛整体では、紫斑病の原因として

 

①「内臓の働きの低下」

②「頚椎(首)・自律神経の乱れ」

 

が、あると基本的に考えています。

 

これらにやさしくゆっくりとアプローチをすることにより、

副作用も無く回復に向かうケースが多く見られます。

 

 

ただ、これまでの経験と考察上、私個人としては、「体内浄化環境を乱す因子」としてワクチンやクスリの毒性の影響をも重要視しています。

 

これについは、後ほど詳しく説明します。

 

 

 

■「アレルギー性紫斑病」のメカニズム

 

いくつかの種類にわけられる紫斑病。アレルギー性紫斑病とよばれる症状について。

 

首周りの筋緊張によって神経圧迫や自律神経の乱れが起こると、内臓機能の低下につながり、自然治癒力も低下します。老廃物・疲労物質の処理が悪くなり、様々な悪影響を身体に及ぼします。

 

さらに自律神経の過緊張は身体の警戒信号を強くしすぎてしまい、敏感な過剰反応を起こします。それらがアレルギー症状として出てくるのです。

 

 

これが無痛整体での基本的考え方ですが、私独自の考察を加えると以下のようなメカニズムになります。

 

 

アレルギーは通常サイクル

(内臓・血液⇒尿・便・呼吸・汗など)

で排泄処理できない老廃物や異分子を

「何らかの形」

で出したい状態のときに起こります。

 

どうしても通常サイクルだけでは排泄処理しきれない老廃物をどうにかしようと、イレギュラーな反応を以て処理しようとするのが、「皮膚からの排泄」「炎症」「出血」「体内に固める」などです。

 

アレルギー性紫斑病も「血管外への内出血」という形をとった排泄反応の一種と言えるでしょう。

 

 

原因は自律神経の乱れ、内臓機能の低下、飲食の不摂生などです。

 

 

加えて、クスリやワクチンなどの害により、紫斑病が発症するケースが多いように感じています。

 

クスリの本質は毒であり、副作用というものは毒の本質そのものなのです。

 

事実、インフルエンザワクチンなどの副作用群を見ると、アレルギー性紫斑病・血小板減少性紫斑病が含まれており、その他ワクチンでも接種後に副作用として血小板減少性紫斑病が発症したという報告がされています。

 

DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風3種混合)、MR(麻疹・風疹混合)、生ポリオ、風疹、水痘、MM(麻疹・ムンプス)、MMR(麻疹・ムンプス・風疹)、B型肝炎、ムンプス、BCGなどのワクチン接種後に血小板減少性紫斑病を発症したケースが報告されています。

 

 

おそらく、これは氷山の一角であり、そのほかにも日本脳炎ワクチンなどでもアレルギー性紫斑病や血小板減少性紫斑病の副作用があったという声があります。

 

ポリオワクチンなどでも、接種後にアレルギー性紫斑病が発症し当院に来られたケースがありますが、患者さんがその因果関係を考慮しないため、公式データとして残らないわけです。こうした場合、直後に発症すればまだしも、時間が空いてしまえばしまうほど因果関係を立証するのはむずかしくなるでしょう。

 

このような副作用が多々発症するのは、ワクチンに有害物質(脳に悪影響を及ぼす水銀やアルミニウム、ホルムアルデヒドら発がん性物質など)が含まれている場合があるからです。

 

 

詳しくは、「ワクチン副作用で紫斑病多発」のページをご覧ください。

 

また、拙著『現代医療の光と影2』を参照していただくと、ワクチンを取り巻く背景がより明確になります。

 

 

 

 

 

身体は大切な細胞が汚れで犯されないように血液を浄化しようとします。

 

免疫システムによって白血球が食べたりもしてくれます。

自律神経の乱れや内蔵機能が低下するとそれらの働きが弱くなります。

 

上記の理由で老廃物がたまっていくとすると、なんらかの手段で身体を守る必要がでてきます。

 

そこにきっかけ(菌や花粉やほこりなどの外因物質の侵入・からだの緊張)があれば炎症で燃やそうとしたり、吹き出物として皮膚から出したり咳・痰・くしゃみとして出したり、出血したりします。

 

内臓機能低下で疲労が回復しないと筋緊張を起こし痛みを発することもあります。

 

身体の疲労・自律神経の乱れ・飲食の不摂生などにより、内臓の働きが低下すると、身体にはどんどんとそういったことが起こりやすくなります。

 

紫斑病での紫色の斑紋、腹痛、足の痛み、関節痛などの症状はその結果起こっていると思われます。

 

逆に、自律神経を安定させ、疲労を取り、内蔵機能を活性化できれば、身体の回復力は上がります。老廃物も浄化されます。筋緊張が解け痛みも起こらなくなります。

 

体の疲労によって内臓の働きが低下してしまっているので、体を整えてあげると本来の回復力が戻ってくるのです。 

 

 

 

 

■「血小板減少性紫斑病」のメカニズム

 

現代西洋医学的には、

 

「原因が特定できないが、なんらかの理由で血小板数が減少してしまうことにより、出血しやすくなる病気」

 

という見解のようです。

 

なんらかの理由というのは、

 

「血小板に対する自己抗体ができ、この自己抗体により脾臓で血小板が破壊されるために、血小板の数が減ってしまう」

 

などと推定されています。

 

しかしながら、なぜ「自己抗体」ができるのかについては、

未だはっきりとしたことはわかっていないのが現状とのことです。

 

 

 

※血小板が減少する疾患は色々とあるが、その大まかな区分として、

 

①産生能力の低下(骨髄の血小板を作る力の低下)

 

②血小板寿命の低下(血小板が作られても破壊されてしまう、血小板を使いすぎる)

 

が考えられているので、上記の説は②を指していると思われます。

 

 

          

血小板の数が減ると出血しやすく止まりにくくなり、

 

紫斑(青あざのような)や出血症状(便尿に血が混じる、鼻・歯茎・口の粘膜出血など)が出てくるとのこと。

 

 

血小板は、13.0万~34.9万/μlが基準値とされています。

 

血小板数が通常より少なくなり、10万/mm³以下となる状態を「血小板減少症」と呼ぶとのこと。

 

 

10万個以下になると出血が止まりにくくなり、5万個を切ると自然に鼻血が出たり皮下出血が始まって紫色の斑点が出たりします。

 

3万個以下では腸内出血や血尿、2万個以下になると生命も危険になります。

 

血小板数が3000/μlをきるような症例では、頭蓋内出血の危険があり早急に治療が必要であるとされています。

 

 

治療としては、ステロイドを使用して、血小板数や症状をみながら徐々に減量していくケースが多いようです。

 

副作用もあるため、継続が難しいケースでは手術で脾臓を摘出することもあるようです。

 

また、ピロリ菌の除菌を行うことで血小板数が増えるケースもあるようです。

 

小児では、大部分が急性型で6ヶ月位までに自然に血小板数が正常に戻ることが多く、慢性型に移行するものは10%程度ということです。

 

成人慢性型では、副腎皮質ステロイドを減量すると血小板数が減少してしまうため長期のステロイド治療が必要となるとのこと。

 

脾臓摘出により、薬を止めても血小板数が10万/μL以上を維持できるようになるケースとうまくいかないケースもあるとのこと。

 

血小板数が3万/μL以上を維持できれば、致命的な出血を来して死亡する例はまれなようです。

 

 

 

 

これらが、(諸説ありますが)私の把握するおおまかな西洋医学的見解です。

 

 

 

これに対して、無痛ゆらし療法としての考え方を簡潔に挙げると、

 

「血小板が減ってしまうのは、筋緊張で内臓や骨髄への圧迫が起こり、血小板産生をやりにくくしてしまっているために起こるのではないか?特に腰背部・骨盤周りの筋緊張を解くことで戻っていくでしょう。内臓の回復力も上がります。自律神経も安定してきます」

 

というものです。

 

筋緊張を解消し、自律神経を安定させ、日常の改善も行い、

 

内臓・骨髄の働きを平常に戻してやることで回復に向かいやすくなると考えます。

 

 

 

※さらに、私個人としては、「血小板減少性紫斑病」のメカニズムについて、

4つの仮説を持っています。

 

↓詳しくは、こちらのページをご覧ください。 

 

●紫斑病ブログ「特発性血小板減少性紫斑病」

 

 

 

 

3.「紫斑病」への無痛整体の取り組み

 

 「アレルギー性紫斑病」の治療法は?

 

お電話でもよくそのような質問を受けます。

 

 

たくさんの方が無痛整体の施術を受ける事で、回復に向かわれています。

 

アレルギー性紫斑病は小児、小さいお子さんに多い症状ですが、無痛整体は体に負担をかけないソフトなタッチなので安心して受けていただくことができます。

 

 

 

無痛整体では、

頚椎(首)周りの筋緊張を取り去ることで神経圧迫や自律神経の安定をさせます。

 

加えて腰背部の緊張をとり、内臓機能を活性化します。

 

自律神経は内臓と大きく関わりますので自律神経の安定は内臓の安定につながります。

 

結果として症状がおさまったり、痛みも解消されていきやすくなります。

自然治癒力のサイクルが回りだします。  

   

回復力を引き出すには内臓がうまく働く必要があります。

普段の生活としては、

 

 

①内臓の負担を減らすべく 、人口物(添加物、精製砂糖・・など)を多く含むジュース類やお菓子類は控えたほうが良いでしょう。

 

②動物性の食品(肉・ソーセージ・・など)も取りすぎには注意しましょう。

これらが体に入ると、 内臓で処理をしなければならなくなり、体の回復が後回しになってしまいます。

 

③ジャンプなど衝撃がかかる動きも症状安定までは控えてください。

 

④あとは、できるだけ環境を楽しく朗らかな雰囲気をつくって、ストレスをためないようにしてください。

 

症状の軽重や薬をどれだけ使っていたかによって回復過程は人それぞれです。

 

わずか数回の施術で良くなる場合もあれば、半年以上かかる場合もあります。

 

 

ただし、重度なケースでは、慎重な対応が必要です。

 

小さなお子さんでも負担無く安心して受けていただけます